エンジニアが独立する際に不安に感じるのが、開業届けをスムーズに行えるのかということです。
独立も起業するのか個人事業主としてフリーランスで行うのかによって届け出も変わってきます。
開業届とは、事業をスタートしたことを税務署に届け出ることです。
個人事業主の場合は事業開始日から1カ月以内に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出する必要があります。
ただし、事業を開始する開業日は任意で決定することが可能ですので、自分の都合の良い日にしても問題はありません。
開業届けを出すと青色申告特別控除が受けられるというメリットがあります。
また住民税を安くおさえることにも繋がるのが特徴です。
また最大3年間の赤字の繰り越しが可能になります。
開業届けの届け先は、自宅や事業所のある場所の税務署です。
開業届けの用紙は税務署の窓口でもらえますし、国税庁のホームページからでもダウンロードすることができます。
窓口に直接提出、または郵送での提出もできるので都合の良いほうを選べて便利です。
ただし、郵送の場合には受付印が押された控えの書類が手元に届くまでに時間がかかるので注意してください。
フリーランスでは開業届けを提出しなくても、仕事を始めることは可能です。
ただし法人化する場合や青色申告特別控除を受けたい場合には開業届けが必要になりますので忘れずに手続きを行ってください。
開業届け自体は複雑な手続きではありませんが、不明な点がある場合には税務署に相談してみましょう。